スカイビュートレイル130競技規定・注意事項2024
2024必携品リスト.pdf (0.79MB)
【競技規定】
◆前文
スカイビュートレイル130(山田昇メモリアルカップ)は9月の標高2,000m以上の地点を含む山岳地帯を中心に、約138kmを走破する大会です。選手には様々な傷病や遭難のリスクについて対応できる技術、装備、体力、自己管理能力を備えていることが求められます。また、その対応結果については選手自身が責任を負います。
コースは大会が占有しているものではなく、一般の方々も使用していることを十分に理解し、その通行を妨げてはいけません(一般利用者が優先)。
◆競技参加条件
大会参加誓約書、要項、競技規定・注意事項を理解し、遵守すること。
◆競技方法など
1.一斉スタートで定められたコースの個人タイムレース方式です。コースは同日開催される「スカイビュートレイル80」と共有します。
2.フィニッシュ地点の最終制限時間はスタートから34時間以内です。また、コース上の関門については定められた関門制限時間内に出発する必要があります。
3.A7(樹恵里エイドステーション)に関する特別規定
種目「スカイビュートレイル130」のフィニッシュポイント(約26㎞先)まで進まず、種目「スカイビュートレイル110」として競技を終えることを選択ができるポイントです。
種 目 | A7(樹恵里)の仕様 | 制限時間 |
スカイビュートレイル130 | 約112㎞地点のエイドステーションと仮眠所 | 関門2024/9/23 07:30 |
スカイビュートレイル110 | フィニッシュ地点 | 最終2024/9/23 10:00 |
3-2.「スカイビュートレイル130」の関門制限時間以降に到着した選手は「スカイビュートレイル110」となります。但し、スカイビュートレイル 110 の最終制限時間を超えた選手はスカイビュートレイル 130 のリタイア者となります。
3-3.スカイビュートレイル110となった選手はゼッケンに判別マークを付けます。
3-4.判別マークを付けたあと、大会車両にて本部に移動し「スカイビュートレイル 110」選手としての手続きを行います。
3-5.スカイビュートレイル110は後日ITRA、UTMB INDEX に完走申請を致します。
3-6. 「スカイビュートレイル110」は大会設定の表彰、次大会招待の対象外です。
4.関門制限時間及び最終制限時間を超えた選手はレースを中止しスタッフの指示に従って下さい。
5.定められた全必携品はスタートからフィニッシュまでのレース中は常に各自で携帯して下さい。
6.レースに登録していない者との併走は認められません。
7.競技中はヘッドホン、イヤホンの使用は禁止です。
◆自然保護について
1.トレイルから外れること、自然保護を重視し悪影響を与える行為を禁止します。
2.コース上および全区域で動植物、菌類、岩石などを採取、損傷することを禁止します。
3.トイレは大会が設置するトイレを使用。止むを得ないときは携帯トイレを使用して下さい。
◆エイドステーション等と私的サポートについて
1.エイドステーションには、救護所・AED・トイレを設置。食料・飲料が用意されています。ウォーターステーションは飲料が用意されています。
2.各ステーションの利用者は規定区域外へ立ち入ってはいけません。
3.許可された場所以外での私的なサポートは禁止です。許可された場所でもスペースや混雑を避けるため、サポートを制限する場合があります。
4.私的なサポートを行う際、車両の駐車場所はスタッフの指示に従い所定の場所に駐車して下さい。
5.私的サポーターは大会が選手用に用意する食料・飲料のサービスや休憩スペースを利用することはできません。緊急の場合などはスタッフにお申し出ください。
◆救助および医療援助について
1.救護所は各エイドステーションとフィニッシュ会場にあり、医師または救護員が待機しています。ただし、救護所で行うのは応急処置だけです。
2.医師または救護員は選手について競技の続行が不可能または危険を伴うと判断した場合、競技を中止させることがあります。この場合、中止宣言を受けた選手は大会スタッフの指示に従い計測ICチップとココヘリ(非会員のみ)を返却して下さい。
3.レース中、ケガや病気などで身動きできないランナーと遭遇した場合は、その救助を優先して下さい。位置を伝える際は約1km毎に設置予定のレスキューポイント看板及びエイドステーション間の案内看板を参考にして下さい。
4.コース上で仮眠所があるエイドステーション以外での仮眠は「傷病者」と判断される可能性があります。
◆コースについて
1.土地所有者および管理者の許可を得て、必要最低限のマーキングテープ、表示看板、スタッフの配置を行います。コース上の道路は道路使用許可を得て使用しています。誘導スタッフの指示に従ってください。
2.追い越し禁止区間、その他の制限を示す案内看板が設置された区間ではその指示に従って下さい。
3.コース上での選手本人に起因しない予期せぬ障害があった場合は、速やかに大会本部や身近にいるスタッフに連絡を取り大会本部の指示を仰いで下さい。状況によっては、一定の制限時間延長の措置をとる場合があります。
◆通過人数・行方不明者の特定(ナンバーカード、ココヘリについて)
1.計測ICチップにより出走人数、完走人数の管理及び通過チェックを行います。競技中は必ずナンバーカードを装着して下さい。計測場所の通過管理や行方不明者の氏名を特定します。
2.ナンバーカードは上半身の前面と背面に、他者から見えやすい位置に取り付けて下さい。
・前面は計測ICチップ付きナンバーカードを取り付けて下さい。
・背面はザックに取り付けても構いません。
・下半身やサイズを小さくして取り付けることは禁止です。
・ナンバーカードは衣類などに隠れないようにして下さい。
3.計測ICチップ付きナンバーカードとココヘリは他者との交換は禁止です。
4.フィニッシュやリタイア後は、必ず近くのスタッフに計測ICチップとココヘリ(非会員のみ)を返却して下さい。返却されないと、行方不明者として扱われる場合があります。
5.計測ICチップ、ココヘリ(非会員のみ)が未返却の場合は紛失・事務手数料として各5,000円、2点の場合10,000円をお支払いいただきます。
◆装備について
必ず各自が装備し、レース中は常に携帯して下さい。必携品の不携帯は失格事由となりまのでご注意ください。
【必携品リスト】
1.ナンバーカード2枚
2.ココヘリ(会員は自身のココヘリ、非会員は大会側から渡されたココヘリ)
3.スマートフォン
①大会事務局の電話番号を登録する
②圏外でも使えるGPSタイプの登山用地図アプリを事前にダウンロードし、コースのGPXを取り入れ表示できるようにしておく(競技中は当アプリ利用)
③非通知、機内モードにしない
④スタート時点はフル充電のものを所持
4.スマートフォン用モバイルバッテリー
①フル充電のもの
②必携品19のライト用モバイルバッテリーと共有する場合は十分な容量であること
5.健康保険証(コピー不可)
6.顔写真付きの身分証明証(免許証等・カラーコピー可)
7.ポイズンリムーバー
8.ファーストエイドキット3点
①絆創膏 ②消毒薬または消毒用の水 ③ワンタッチパッド(8cmX10cm程度の大きさ)
9.テーピング用テープ(包帯、ストラップになるもの。2メートル×5センチ幅以上)
10.水分1000ml以上(スタートとエイドステーション出発時)
11.エマージェンシーブランケット
12.カップもしくはタンブラー(個人の給水用150㏄以上、ビンは不可)
13.熊鈴
14.携帯トイレ(使用した場合、次のエイドステーションで未使用のものと交換)
15.レインジャケット(フード付き)とレインパンツ
*ゴアテックスか同等の防水・透湿機能を持ち縫い目をシームテープで防水加工してあるもの
16.長袖の防寒着(ウィンドブレーカー不可)
*フリースやダウン等のレースウエアの上に着用するミッドレイヤー
*綿素材や薄手のアンダーウエアーは好ましくありません
👉補足 山頂付近で数時間待機しても体温が温存できるものを想定
17.手袋(フィンガーレスは不可)
18.ライト2個(動作確認済みの物。携帯電話・スマートフォンのライトは不可)
19.各ライトのフル充電の交換バッテリーかモバイルバッテリーまたは予備電池(新品)のいずれか
20.フラッシュライト(ザックの背面用。動作確認済みの物)
21.携帯食料(エイドステーションで摂食出来ないことを想定し所持)
22.ザック(必携品を持ち運べるトレイルランニングに適した両肩に背負うタイプの物)
*トレイルランニング用サンダルの利用は禁止と致します
【その他推奨品】
・帽子 ・着替え ・防水ケース ・日焼け止め ・ワセリン ・ゴミ袋 ・ファーストエイドキット+@(ガーゼや自着性収縮包帯)
◆ストック・トレッキングポールの使用
1.必ず石突きにゴムキャップ等のカバーがあるものとします。
2.剣が峰の下りの約1㎞は使用禁止とします(スタートから20㎞付近。地図やコース案内を参照)。
3.使用禁止エリアでのストックやトレッキングポールの使用は規定違反またはリタイア希望と判断されます。次のウォーターステーションでリタイア申告をして下さい。
◆手荷物・ドロップバッグについて
1.手荷物とドロップバッグは川場村会場の指定された場所で預け入れ、受取をします。
2.貴重品は預け入れできません。
3.ドロップバッグは、途中「A5・オグナほたかスキー場」で受取・再預け入れができます。再預け入れしたドロップバッグは川場村会場に返送されます。
◆リタイアについて
1.リタイア(棄権)は、怪我やその他の事情により自力で移動できない場合を除き、エイドステーションかウォーターステーションでの申告となります。各ステーションでリタイア申告した後の自走は認められません。
2.リタイアする場合は必ず近くのスタッフに申告して下さい。その際、計測ICチップ、ココヘリ(非会員のみ)は各スタート会場、フィニッシュ会場、エイドステーションのいずれかのスタッフに返却して下さい。また、ナンバーカードにはリタイア者と判別できるようにマークを付ける場合があります。
3.競技役員は明らかに制限時間までに指定された場所を通過できないと判断した選手に対し、競技の中止を指示する場合があります。この場合、選手は指示に従って下さい。
◆失格について
1.規定に反した選手やスタッフの注意に従わない選手は失格になります。
2.大会の趣旨に反する不正行為(ドーピング、コースのショートカット、乗り物の使用、代走、法律・条例に抵触する行為など)は失格になります。
◆異議申立てについて
1.判定に不服がある場合、大会本部または事務局に供託金(10,000円)を添えて異議申立てを行うことができます。
2.異議申立て期限は、記録に関しては速報リザルト発表後30分以内、その他については競技終了後24時間以内とします。
3.異議が認められれば供託金は返還され、認められない場合は返還されません。
4.一度結論が出た案件について再度の異議申立てはできません。
【注意事項】
◆大会出場中の著作権、掲載権
大会出場中の写真、映像、記録、記事等の新聞、雑誌、テレビ、インターネット等への著作権、掲載権は主催者に属します。選手は自身とサポーターの写真や映像、記録が公にされる場合があることに同意し、肖像権を行使しないものとします。
◆環境・地域・他者への配慮
1.レースを支える関係者や地元の人々、ボランティアに対する感謝の気持ちを忘れないで下さい。
2.一般利用者の追い抜きは、安全な場所で走らず歩いて追い抜いてください。追い抜く際やすれ違う際は挨拶を忘れないで下さい。
3.原則として追い越しはダブルトラックで行い、シングル幅の場合は先行者に合図を送り追い越して下さい。
4.ライトの点灯は自己の存在をアピールするためにも活用し、接触等を避ける配慮をお願いします。
5.大会用の表示類は大会直前に設置され、終了後すぐに撤去されます。
6.発熱症状など体調に不良を感じる場合は来場をお控えください。
◆救助および医療援助について
1.コースは広範囲にわたる山岳が主になるため、環境やその状況により救助が到着するまでに時間が長くかかる場合があります。
2.主催者が必要と判断した場合、有償の救助隊を呼ぶことがあります。この場合の費用は救護された方に負担していただきます。
3.医師またはスタッフが必要と判断した場合、病院へ搬送することがあります。その際の医療費は自己負担となります。病院から会場や自宅までの移動は選手自身の判断で行って下さい。その場合の費用も選手の負担になります。
4.大会主催者側で加入する選手の事故・傷病への補償をする傷害保険の範囲は以下となります。
・死亡、後遺障害 500万円 ・入院(日額) 5,000円 ・通院(日額) 3,000円
5.主催者が加入する傷害保険とは別に各個人で保険の加入をお勧めいたします。また、過去1年以内に健康診断を受診し、その結果を確認・精査されることを強くお勧めいたします。
◆大会中止等の判断とその周知について
1.下記の事由により大会の開催・継続が困難と主催者が判断した場合は、大会を中止もしくは縮小し、または中断する場合があります。また、コースや関門場所、制限時間を変更する場合もあります。
①疫病などで群馬県内に「緊急事態宣言」「まん延防止等重点措置」が発令されている場合、または国や自治体から開催自粛を要請された場合は大会中止となります。
②コー.ス途中において崖崩れ、落石などが発生し、またはそのおそれがありランナーの安全を確保できないと判断された場合。
③地震等の災害が発生したときや、周辺地域に関わる大雨・暴風などの「気象警報」「土砂災害警戒警報」が発表や予測された場合。
④トレイルの状況が多数の参加者の利用に耐える状況にないと判断された場合。
⑤主催者が様々な状況を考慮し安全な大会運営が実施できないと判断した場合。
2.開催中止、縮小・中断の通知方法などについてはその都度主催者が判断し決定します。
3.大会中止等の判断は大会当日または前日までに大会公式ホームページ、Facebookにて発表します。電話でのお問い合わせはご遠慮ください。レース中に中止等を判断した場合は、各ステーション等で公表します。大会前、大会中に主催者の通知を確認することは選手の責任です。