大会ルール・競技規則

大会ルール・競技規則

SVT ルール・競技規則 キービジュアル
ハイマウンテンレースの安全運用に関わる基本ルールと競技規則をまとめています。

上州武尊山スカイビュートレイル(ハイマウンテン130/ハイマウンテン80)は、標高2,000m以上の地点を含む山岳地帯を中心に開催されるトレイルランニング大会です。選手には、傷病や遭難などのリスクに対応できる技術・装備・体力・自己管理能力が求められ、競技中の判断と行動の結果については選手自身が責任を負います。

コースは大会専用ではなく一般の登山者・利用者も通行します。安全確保と自然環境への配慮のため、一般利用者を優先し、通行を妨げない行動を徹底してください。

対象種目
ハイマウンテン130(山田昇メモリアルカップ) ハイマウンテン80(三枝照雄メモリアルカップ)

※必携装備・推奨装備の詳細は本ページ末尾のリンク先でご確認ください(本ページでは概要のみ扱います)。


1. 基本ルール・参加条件

(差し替え用)ルール・参加条件 イメージ
※画像は差し替え用プレースホルダーです。大会写真・受付風景・ブリーフィング風景などが適します。

参加にあたっては、大会参加誓約書、要項、本競技規則および注意事項を理解し、遵守することが条件となります。競技中は大会スタッフの指示に従い、安全確保を最優先として行動してください。

競技は一斉スタートで、定められたコースを走破する個人タイムレース方式です。両種目は同日開催であり、一部区間はコースを共有します。

2. コースマーキングと進行方法

(差し替え用)コースマーキング イメージ
マーキングテープ/誘導看板/スタッフ誘導など、進行方法を視覚的に伝える写真が適します。

コースは土地所有者・管理者の許可を得たうえで設定され、必要最低限のマーキングテープ、表示看板、誘導スタッフの配置により案内されます。道路区間は道路使用許可の範囲で通行しますので、誘導員や看板の指示に従ってください。

  • 追い越し禁止区間や制限がある区間では、案内看板の指示に従ってください。
  • 落石・崩落・倒木など、選手本人に起因しない予期せぬ障害があった場合は、速やかに大会本部または付近のスタッフへ連絡し、指示を仰いでください。

3. カットオフ・関門の考え方

(差し替え用)関門・制限時間 イメージ
夜間走行・高山気象・エイド運用など「安全のための関門」を想起させる写真が適します。
制限時間は「安全のための運用基準」です。 山岳域での夜間・悪天候・低体温などのリスクを踏まえ、一定の安全水準を維持するために関門・最終制限時間を設けています。関門時刻以降は競技続行ができませんので、スタッフの指示に従ってください。
  • ハイマウンテン130:フィニッシュ最終制限時間はスタートから34時間以内です。
  • ハイマウンテン80:フィニッシュ最終制限時間はスタートから24時間以内です。
  • 各関門は、定められた制限時間内に到着し、必要な手続きを行ったうえで出発する必要があります。

ハイマウンテン130:A7(樹恵里)特別規定

A7(樹恵里)は、ハイマウンテン130の選手が、フィニッシュへ進まずに「ハイマウンテン110」として競技を終了することを選択できるポイントです。A7の関門制限時間以降に到着した選手はハイマウンテン110として扱われる場合がありますが、ハイマウンテン110の最終制限時間を超えた場合はハイマウンテン130のリタイア扱いとなります。

※A7の運用(手続き・移動・表彰対象外など)の詳細は大会当日の案内とスタッフ指示に従ってください。

4. 失格・DNF・救護搬送時の扱い

(差し替え用)救護・リタイア対応 イメージ
救護所・スタッフ対応・リタイア導線など、安心感のある運用写真が適します。

関門制限時間または最終制限時間を超えた選手は競技を中止し、スタッフの指示に従ってください。怪我・体調不良などでリタイア(DNF)する場合は、原則としてエイドステーションまたはウォーターステーションで申告し、申告後の自走は認められません(自力で移動できない場合を除きます)。

  • 医師または救護員が競技続行が不可能または危険と判断した場合、競技中止の指示が出ることがあります。
  • 競技中止の指示を受けた場合は、計測ICチップおよびココヘリ(非会員のみ)を返却し、スタッフの指示に従って行動してください。
  • コース上で動けない選手に遭遇した場合は、競技よりも救助を優先してください。位置の伝達にはレスキューポイント看板等を活用してください。

計測・行方不明者の特定(ナンバーカード/ココヘリ)

  • 競技中は必ずナンバーカードを装着し、計測ICチップ付きナンバーカードおよびココヘリ(非会員のみ)の交換は禁止です。
  • フィニッシュまたはリタイア後は、必ずスタッフに計測ICチップとココヘリ(非会員のみ)を返却してください。未返却の場合、行方不明者として扱われる可能性があります。
  • 未返却の場合、紛失・事務手数料が発生します(各5,000円、2点で10,000円)。

5. フェアプレーと山岳エチケット

(差し替え用)山岳エチケット イメージ
一般利用者優先・挨拶・安全な追い越しを想起させる写真が適します。
  • 一般利用者の追い抜きは安全な場所で、走らず歩いて行い、挨拶を忘れないでください。
  • 原則として追い越しはダブルトラック等の幅員がある区間で行い、シングルトラックでは先行者に合図して安全に追い越してください。
  • レース登録のない者との併走は禁止です。
  • 競技中のヘッドホン・イヤホンの使用は禁止です。
  • ライトの点灯は夜間だけでなく、自己の存在を示す安全対策としても活用してください。

6. 自然保護・地域への配慮

(差し替え用)自然保護・地域配慮 イメージ
自然保護・地域との共存を象徴する写真(登山道・森・村の風景など)が適します。
  • トレイルから外れる行為や自然環境に悪影響を与える行為は禁止です。
  • コース上および全区域で、動植物・菌類・岩石等の採取や損傷は禁止です。
  • トイレは大会設置トイレを使用し、やむを得ない場合は携帯トイレを使用してください。

7. 私的サポート/エイドステーションの利用

(差し替え用)エイドステーション運用 イメージ
エイド運用・導線・規定区域のイメージが伝わる写真が適します。
  • 私的サポートは許可された場所のみ可能で、混雑やスペース確保のため制限する場合があります。
  • 許可場所での駐車はスタッフの指示に従い、所定の場所に駐車してください。
  • 私的サポーターは、選手向けに用意された食料・飲料・休憩スペースを利用できません(緊急時はスタッフへ申告)。

8. 大会中止・コース変更等の判断

(差し替え用)大会中止判断・気象 イメージ
高山気象・荒天判断を象徴する写真が適します(雲海/稜線の風景/雨天装備など)。

崩落・落石・災害・警報級の気象、疫病等の社会状況などにより安全な大会運営が困難と主催者が判断した場合、大会は中止・縮小・中断、またはコース・関門・制限時間の変更を行う場合があります。主催者からの告知は公式サイトおよび公式SNSで行われるため、選手は大会前・大会中を通じて最新情報を確認する責任があります。